◆ バブルが終わる時

仮想通貨は去年懸念していた通り、業者のセキュリティ含む管理問題がニュースを騒がせていましたが、ようやく落ち着いたようですね(?)。そんなニュースを他人事のように見ていたら、株式市場も後を追いかけてドカンと行っています。オリンピックが終わるまではミサイルもなさそうだし、市況も安定してるだろーとのんびりしていて逃げ遅れました。

暴落のたびに書いてますが、株の「歴史的暴落」「百年に一度のなんとかショック」みたいなものは大体数年おきに来てます。大人の世界は嘘つきです。次は百年後かーなんて安心していられません。 2006年ライブドア(マネックス)ショックの直前に株を始めた私も、リーマン、震災、チャイナ、イギリスに今回と、歴史的暴落に何度も口座を直撃されてます。ある意味学習能力がない…。でも生きてさえいれば次のバブルも乗れるので、死なない程度に頑張りましょーと。

まあ裏を返したら数年に一度リセットタイムが来るわけで、そういう歴史的暴落の日だけ買うのが一番儲かるかもしれません。実際そうしている人もいるようです。私みたいに機会損失がーって言いながら毎日取引してるような株中毒にならず、じっくり待てる人が勝ち組なんでしょう。

バブルが終わる時
さて今回は、平成バブルの話です。当時、不動産デベロッパーをやっていてマンションをたくさん建てていた会社の社長さんだった人に聞いた話です。その方はバブル崩壊で不動産も会社も自宅も資産もなくなって、家族も離散して…と身ぐるみ剥がされて、今は細々暮らしてますが、もうおじいちゃんです。近年の開発で建て替えが進んではいますが、当時のマンションもいまだにいくつか残っているそうな。

さてそんな平成バブルの頂点を経験した人に聞きました。
「どうして会社が潰れたの?」ストレートです。

答えはこれ。「銀行に金を返せって迫られたから」
要するに貸し剥がしってやつです。

更にこの方の強調したポイントがあります。
「売れなくなって潰れたわけじゃない。事業自体は好調だった」

バブルの頃は銀行がどんどんお金を貸してくれて、それを元に新しいマンションを建てて売ってのくり返しだった。売れるからってどんどんお金を貸してくれた。もっと借りて建てろって迫られたくらい。

それが景気の雲行きが怪しくなると、銀行も自分の利益を守るために撤収しようとします。そして今度は貸していたお金をまとめて返せと迫ってくる。

でも借りたお金でマンションを建てているから手元にはないし、返すためには金策をしないとならない。建てているのを中断したり、今あるものを安く投げ売りして現金を作らないとならなくなった。そうするうちに「あそこはやばい」と噂が立って他の銀行や取引先も金払えと言ってくる。市況自体も株が崩壊して頭打ちになってますから、みんな我先に自分のお金を取り返そうとした。

そのループで資金がショートして、結局会社もなくなってしまった。――ざっくり言うとそういうことのようです。

この方は不動産なので、当時の経済状況的には株式市場の崩壊とかがあったうえで不安定になった銀行の貸し剥がしを受けたわけです。なので「自分の事業は問題なかったのに」とちょっと恨んでいるわけです。でもこんな話は珍しくはありません。当時はどこもそうやって、自分のせいじゃないのに会社が潰れていきました。

とは言っても「返せないほどお金を借りたから悪い」。

もしもの時はすぐ返せって、ちゃんと契約に書かれてます。返せないほどのお金を借りてしまった身の丈知らずが悪いと。

でも本人的にはずっと儲かっていたんです。そのまま景気が続いていたら、余裕で返せてもっと儲かっていたはずだった。でも、でも――。それがバブルってやつです。自分の実力以上の泡がふくらんだけどそれは幻だったと。


そしてこの話は、株式投資でも、多分、仮想通貨などでも共通です。ギャンブルみたいな取引をしなくても、家や大きなものを買う時もみんなそう。世の中、お金がなくてどうにか工面するため借りなくちゃならない時も勿論あるけれど、お金はあるけど好調の時に「もっと」と上を見て借りる時もある。そしてそういう時は調子のいい時だから、つい気も大きくなってしまうと。そしていざ反対になってしまうと、今度は穴を埋めるためにお金を用意する羽目にもなると。

そうならないように、「もっと大きく儲けたい」とか欲が出た時こそ、身の丈を考えましょうと。今日は自分自身の心がけでした。なんて書きつつ私の信用維持率59%…。まだまだよゆー。と分かる人にだけ分かるオチをつけてみたりして。





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