◆ お金はいつ使う?

先日、知り合いのお金持ちに、身寄りのないまま亡くなったおばあちゃんのお金持ちの話を聞きました。旦那さんからの相続でいくつかの不動産と現金などの金融資産を引き継いだそのおばあちゃんは、もしもに備えて、いつも節約して地味に暮らしていたんだとか。見た目も質素で、贅沢もしなくて、とてもお金持ちには見えなかったそう。

どうしてこのおばあちゃんがそんな生活をしていたかというと、まず資産は相続で譲られたもので、自分で稼いだお金じゃないってのが大きな理由。そして不動産は、修繕やら固定資産税やらなんやらで一度に何十万・何百万というお金が出て行くこともあったので、払えないくらいの請求が来たら困るから。更に、自分一人だから、病気になったり倒れた時のことを考えて、出来るだけ残しておきたいって考え。それでいつも節約生活してたんだそうな。

念のために付け加えておくと、このおばあちゃんの持っている不動産の管理会社は悪徳とかではないです。ちゃんと毎月の家賃収入も払っていて支出も妥当なものだったって。ただやっぱり出ていく額が大きいから、それでおばあちゃんはできるだけ収入に手を付けないで頑張っていたんだそう。

そしてこんな生活を一人でずっと続けて、八十過ぎでおばあちゃんはとうとう病気で亡くなってしまいました。遠い親族を探したものの、結局は誰もいなくて財産は国へ。勿体ない話です。

お金はいつ使う?
この話を聞いて、私は生きてるうちに使っていれば!と思いました。多分、普通の人は同じことを思うでしょう。せめてご飯のおかずをもう少しグレードアップしとくとか、そのレベルでも贅沢していれば――

でも、この話を聞かせてくれてお金持ちが言うには、このおばあちゃんは節約生活を続けて財産をそっくり残せたからこそ、ここまで長生きできたんだろうって。一人きりでいつ何があるか分からない不安に対して、この財産がお守りになったんだろうってことでした。

えー!って感じですが、まあ確かに一理あるかもしれません。

使ってしまって将来に不安を抱えて生きるのと、もしもの場合の蓄えを残したまま長生きするのと、どちらが幸せでしょうか。でもやっぱり私はそこそこ使いつつほどほどに長生きしたい…。





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