◆ お金持ちと貧乏性

タイトルからして矛盾しているようですが、お金持ちが誰でも豪勢で羽振りがいいとは限りません。むしろ、使うところと使わないところの差がはっきりしていて、必要ないと思ったらケチなくらいの人が多いです。誰にでも羽振りがいいのは波に乗っている一部の人で、それも情勢次第では変わるなんてことも多い。その一部が派手だから目立つなんてこともあります。更にその豪遊も実は会社の経費にしていたり、本人のお金じゃない場合もあります。

ランチは職場近くの決まった店が多いため、よく行く店に限ってはポイントカードやらクーポンを使う、なんてお金持ちもいます。海外からの駐在の方で、いつも行くパン屋さんのスタンプカードを集めているお偉いさんもいます。電子マネーも海外の方は結構使いこなしてますが、元は日本語が読めなくて現金を出すのもまごつくから――なんて理由も多い様子。

日本人のお金持ちでは、前に書きましたが株主優待券を使うセコイ人もいます。

勿論、逆にポイントやクーポンなんて恥ずかしいから使っていられないというタイプの方もいます。それは意外と若い人の方が多い。おじさん世代は人前では使わなくても、ランチや一服するのに使っていたりします。

そして、ここがポイントですが、こういうことを節約のためやっているお金持ちもいますが、どうせ行く店なら使わないと損だからと受け身の理由な方もいます。券を出せば数十円でも割引になるのが分かってるのにわざわざ定価が馬鹿らしい、と。これはタイトル通りの貧乏性な理由ですな。庶民とそう変わらない価値観でもあります。

スタンプをもらっている駐在の方は、ポイントが増えていくのが嬉しいみたいなコレクター的な理由で集めていたり、押してもらって一言二言を店員さんと会話するためのコミュニケーションも兼ねているようです。


そんな割引券を使う方の他の面もバラバラです。全体的に地味で、服も食事も質素な節約家な人もいれば、一方で靴やスーツは何十万、時計は私の年収以上!なんて落差がある人もいます。これは出すところは出すメリハリ型でしょう。

そんな人がなんでスタンプ10個で100円引きだとか20円引きクーポンだとかを使ってるのかはこの世の不思議ですが、それはそれ、これはこれ、みたい。いくらお金持ちでも、値引きされた方が嬉しいという貧乏性な気持ちは変わらない?でもさすがに使うクーポンは馴染みの店とか厳選しているようです。

その反面、部下を連れての飲み会では何万もの会費を出してくれたり、家族と豪勢なディナーをしていたりするので、別に生活に困って、というわけではありません。人前では格好つけるという方もいます。

お金持ちと貧乏性
さて、こういうお金持ちを真似しましょうと言うのではありません。目先だけ見ると、数十円をちまちま貯めてもお金持ちまで辿り着くのは難しいです。むしろポイントや割引クーポンを使うために必要のないものを買ってしまったり、振り回されてしまう人もいるでしょう。

ですが上に挙げた方のような、他ではドカンと出しているのに、あえて割引券だのを使っているようなタイプを観察すると、「数十円の節約そのものがお金持ちにつながるのではなくて、そのメリハリ感が大切」と感じます。

なんでもなんでも出すのではなく、締めるところは締める。その切り分けができているからこそ、お金持ちになっても浪費で破産することもなく、お金の価値に麻痺せずにいられるのかもと思ったりします。





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