◆ シンガポールのお金持ち

仕事絡みの付き合いですが、先日、シンガポールのお金持ちがプライベートで日本へ来たので、みんなで一緒に食事する機会がありました。この方は中華系の方で中国語・英語は勿論、日本語もペラペラな方です。日本語だけでいっぱいいっぱいの私から見ると、優秀な人は脳の作りも違うのかなと感心します…。

さてこの方は学生時代に英語を習得してアメリカの大学へ行き、シンガポールへ戻って事業で成功したそうな。奥さんもやはり中華系でアメリカの大学へ行っていた方で現地で知り合ったんだそうで、似た環境のエリートです。

シンガポールはマレーシアから独立したのが五十年ほど前のことで、その前にはイギリスの植民地でもありました。いろんな文化が混じり合い、今でも複数民族の人たちがいる国です。そのため「同じ目標」を掲げていても「ひとつの価値観」でまとまるということがないそうです。というのも人種や宗教によって考え方も優先事項もみんな違うので、結果が同じでも考え方や過程が違ってくる。日本みたいにみんなが同じ方向にまとまるのが難しいんだそう。

大多数を占める中華系の人ですら、中国語ネイティブで中国文化の影響が強い人と、マレー系やイギリス圏の英語文化の影響を受けてきた人などがいて、更に中国語でも地域によって言語自体が変わり…と収拾がつかない有様で、ひとつに括れない。国は小さいものの、文化の境は日本の方言のレベルより大きなものがあるようです。

ただどこへ行っても「ひとつにならない」というのは、「多数が存在することが当たり前」でもあるわけで、誰かと価値観が違うことも受け入れられやすいと言ってました。人は人で、他人の目を気にして遠慮することはない。

これはシンガポールに限らず多くの国がそうみたいで、むしろ日本のような横並びで空気を読む国の方が少ない。日本はみんな同じ文化環境で育ち、みんなで仲良くが基本なので、意見の食い違いが少ないし議論が生まれない。みんなが同じ仲間なので、秩序もあって礼儀正しい。ただそれが少数派であることを意識しないと、世界では負けてしまうとも付け加えてました。

みんな違う考えだからこそ、議論したり自己主張で自分の意見を通そうとする。けれど日本はそこがないので、空気を呼んでみんな仲良くしようとして、うるさい人に負けてしまうと。


まあこんな話は今更で、海外の人に言われなくても、日本人はアピールが足りずに国際社会で負けてしまうなんてのは自覚しているところでしょう。

外資でも議論になると私含めた日本人は「面倒臭くなって」「相手に折れてしまう」なんてよくあるシーンです。議論と自己主張もエネルギーが必要なので、慣れないと難しいし、相手がガーっと主張してくるのを見ていると、ビビってしまう。結果、うるさい人ほど強いとなりがちです。

日本もこれからの時代は移民が増えたり海外へ行く機会が増えて、負けてばかりではいられなくなる。自己主張して戦って勝たないといけなくなると、このお金持ちは言ってました。ただそれは上でも書いたように慣れないと難しいので、それこそ練習しないとならない。日本人には語学よりもそちらの意識の方が大事だとも言ってました。

そしてみんなと同じではいられない時代が来たら、これまで見向きもされなかった少数派に需要が集まる。そこが日本のこれからのポイントだと、お金持ちらしい含みのあるアドバイス。

これまでは「多数」の「人と同じ」価値観が当たり前だったかもしれないけど、この先は自分たちの「個性」とか「考え方」に頼る時代になるだろうと言ってました。

うーん、とりあえず私も、外国人の同僚に議論で言い負けしないように頑張るぞー、と。そして少数の儲かるポイントを探すのだー?!と、今回は真面目な話になってますが、次回はもっとくだけた風水のお金持ちになる秘訣!話の予定です。長くなったので分割でした。





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