◆ ロボットに学ぶ豊かさとは?

前にアリとキリギリスの話で、お金持ちになるためには、今あるもので満足してしまってはいけなくて、向上心が必要だ。たまには贅沢したりすることで、より高いところに目が行って、もっと稼がないとという気になると言うお金持ちの話を書きました。

その時も書いたのですが、庶民がお金持ちになろうとしたらまずは貯金や節約が大切だし、「たまにはランクが上のものを」なんて、お金を使え派の陰謀か?なんて思ったもしていたのですが、なるほどと実感できる出来事がありました。

というのは先月、夏のボーナスが入ったのでちょっと気が大きくなって電気屋さんへ行き、そこで「ブラーバ」というお掃除ロボに目が行ったわけです。このお金持ちの話を書いた時に、ホウキと掃除機の例を出して、「お掃除ロボ」という単語をなんとなく書いたのも頭の隅にあったのかもしれません。

そして思わず買ってしまったわけですが、このロボとの出会いが私の人生を変えました!大げさ。

まず、そもそもお掃除ロボって?

丸い形の「ルンバ」が有名ですが、お掃除ロボは動き回って勝手に掃除してくれるものです。ルンバは掃除機なのでゴミを吸い込んでくれるタイプですが、アメリカの掃除機だけにうるさい。で、結構大きいし、一人暮らしの部屋には邪魔だよなーとはじめから買う気はありませんでした。ついでに言うとこの間までは、お掃除ロボと言ったらみんなこんなタイプだと思ってました。



そしたらルンバの隣に、もう少し小さくて四角い「ブラーバ」というロボットも展示されてました。こちらはモップロボで、乾拭き・水拭きの拭き掃除をしてくれるものです。ゴミを吸い込まないのでそんなにうるさくもないし、見た目もかわいい。そしてルンバより少し安い。3万ちょっとくらいです。

iRobot ブラーバ380j

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「クイッ○ルワイパーの替えシートが使えます」
「ここのタンクに水を入れて、水拭き用のクロスをセットしたら、水拭きもできるので便利ですよ」

店員さんにそんなことを言われて「ふーん」と思いつつ見ていたのですが、このロボは壁にぶつかりながら方向を変えて拭き掃除をしてくれます。私も毎日クイックルで拭き掃除はやってますが、地味に面倒ではあります。だから「機械が代わりにやってくれるっていいなあ」「けど、クイックルに3万かー」としばし葛藤しました。

棒と替えシートだと、純正のものを使ってもせいぜい千円台です。替えシートは100円ショップとかスーパーのPBでも安く売ってます。

クイックルワイパー フロア用掃除道具 本体+2種類シートセット クイックルワイパー フロア用掃除道具 立体吸着ウェットシート 16枚
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それがたかが拭き掃除のためにロボットて高くない?と一人暮らしだと悩むと思います。けど最初に書いた通り、気が大きくなっていたこともあり、買ってしまえ!と決断しました。

そして早速、充電して家で使ってみました。ピカピカ光りながらチョコチョコ動き回って、障害物にぶつかって、うろうろして方向転換して…と、掃除している姿は可愛いです。ところどころのアラームもそんなにうるさいというほどでもないし、時々壁にぶつかる音が響くくらいです。

ただ正直、掃除の腕は7割くらい?部屋の角や障害物があって通れないところはスルーするし、微妙に拭き残しがあるので、自分でモップをかけるのにはかないません。大雑把なアメリカンロボという感じ。(まあ一応その辺は、毎日続けることでフォローするみたい)

潔癖症の人だとがっかりするかもしれませんが、毎日、自分でかける手間と比較したら、そこそこでも勝手にやってくれるのが便利かな、とそんな位置づけの家電です。お風呂入ってる時とかに掃除してくれるのは便利です。


そして数回使って、この「そこそこでもやってくれる」ということのありがたみがだんだん分かってかえがたくなってきました。

一人だと他にやってくれる人もいないというのも前提として当然ありますが、そうでなくても特に女はいまだに「家事は女がする」みたいな意識もあります。なので私は拭き掃除は自分がやるのが当たり前だとずっと思っていたわけです。

ですが、腕は完璧じゃないけど、このロボットがやってくれるようになった。今まで当たり前に「私の仕事」と思っていたことが、預ける相手ができて世界が広がりました!

大げさな言い方をすると、ロボットのおかげで私の時間が増えるわけです(といっても豪邸住まいじゃないので元々たいした時間はかかりませんが…)。また他人(ロボットです)にやってもらうという行為は、自分の価値が高くなったような気にもなります。ほんと大げさですが。

実家暮らしとか、奥さんや親が掃除してくれる、なんて人は、掃除「してもらう」ことが当たり前の意識があるかもしれません。ですが掃除は「自分でする」と思っていた私からしたら、別の選択肢ができただけでもありがたいことです。

慣れて来るとロボットがやってくれるのが当たり前になるかもしれないけど、この最初の感謝の気持ちは忘れたらだめだなーなんて感動したくらい。今「やってもらって当たり前」と思っている人も、それを当然と思うのではなくて、ありがたいことを再確認して感謝してみましょー。毎日やるのは地味に面倒だし。

そしてこれが、この間のお金持ちが言っていた「上のランクのものに触れることで世界が広がる」ってことかなとしみじみしたわけです。

クイックルに3万なんてかけられないよーとケチって自分で掃除していたら、まあその分の節約はできますが、こういう一連の心理状態にはならなかった。やってもらうことのありがたみは得られなかったわけです。

お金を出すことで、今までになかった世界や考え方が見えてくる。お金で心の豊かさも(時には)買える。

そしてこういうロボットの存在意義は多分、私みたいに自分がやって当然と思っていた人にこそあるんじゃないかと思ったり。はなから他人にやってもらう前提の人は「こんなもんかー」と感動しないかも。

なんてベタ褒めしてますが、勿論、関係者ではありません。性能的にはもっと小回りが利くようになってほしいとも思ってます。喋る機能なんかも――、つけたらうるさいか。。。

そんなわけで、今回は、たまには贅沢をして上の世界を知るということの意味を理解した私の実録編でした。この感覚はお掃除ロボに限らず、いつものより高いアイスを食べたら美味しかったみたいな小さなことでも、意識してみたら、いろんなところで体験できるかもしれません。





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