和を重んじる典型的日本人の私としては、よそ様のブログにあれこれ言いたくない(私も言われたくないしー)と弱気だったのですが、また別の方からもリクエストがあり、そんなに有名なら?と取り上げてみます。
しかし恋愛系には疎いのでこれまであまり深入りしてきませんでしたが、恋愛コンテンツはいわゆるモテ方マニュアルだけでなく異性の心理や復縁やら不倫略奪やらなんやらと、個人・占い師・博士や医師や学者や水商売や接客業など各種専門家から業者まで、いろんな方がマニュアルや解説本を出している一大市場なんですな。アマゾンにもたくさん本はあるし、恋愛系のサイトも多いし、中には怪しい商材も…。
前に「お金持ちと結婚する方法」という本はここでも取り上げましたし、その昔、「ルールズ」という本が、ジョン・F・ケネディ・ジュニアの奥さんが読んで彼をゲットしたとかで流行って、私も読んだ記憶がありますが、残念ながら今までの人生では全く役に立ってません…。
→Wiki@キャロリン・ベセット=ケネディ
私が興味のある株や投資の分野も玉石混淆な解説や手法マニュアルがありますが、基本は欲ボケした大人の「儲けたい!」から来ているので、怪しいものを掴まされても自己責任です、、、けど恋愛系はピュアな乙女や未成年なんかも悩んでいたりするわけで、そういう子たちが怪しい商材とかに引っかかりませんように、と余計なお世話をしてみたり。
◆本(絶版です)
◆ブログ(著者のサイトです)
◆ブログ(著者のサイトです)
さて今回の「ユキコ道」は、現状はブログが全てで、著者も本は読まなくてもブログに全部必要なことは書いてある的なことをおっしゃってますので、少なくとも無料で全てを伝授してもらえるわけです。その点では良心的です。
しかしこのブログの記事数は、お気に入り登録しないと見られないものも含めて現時点で「すべての記事(2032)」…。+ゲストブックで相談を受け付けているそうで、先ほど見た限りでも「投稿数:22026件」…。
まじかよーと思いつつも、メイン記事の方は最初から全部読みました。たぶん。。似た記事も多いので流しちゃったとこもありますが、ブログ400ページ分くらいひたすらクリックしまくりました。

ユキコ道とは、
・東大もしくはハーバード並びに各国トップ大学在・卒
・司法試験合格者
・年収が1億円以上
などの、スーパーエリート・リアルリッチな男性に、「溺愛」されるための女性向けのマニュアルです。
司法試験合格者=裁判官や検察官、弁護士さんだけでなく、成功者の体験談を読むと医師や経営者の方も多いようですが、この時点で、えーと…、って感じですな。一応、普通の男性にも同じように効果があることが分かったとか書かれてます。
んで女性側は何をするのかというと、
・ポジティブ/明るく、楽観的に
・凪/感情を平穏、一定に
・フェザー/羽のように精神的に軽く
・凛/媚びない
の四原則を心がけるのを基本として、「好き」「会いたい」とか言わないとか、電話は向こうからかけてもらうとか、5分で切るとか、ファッションは白を基調に~とか、いわゆる恋愛マニュアルとしての手法がいろいろ載っています。
溺愛してくれるスーパーエリート・リアルリッチと巡り合うための交際期間は二ヶ月で、巡り合うまで三桁以上の男性とも会う覚悟が必要なんだそう。その間にプロポーズされなかったり、少しでも溺愛の兆候がない場合は見切って「ハイ!次!」と。
この中に、「割り勘は絶対しない」「お金を出せと言われたら、その時点で彼を見切りましょう」とかいうのもありまして、その極端さからアンチの方もいるようです。文字だけ見たら、傲慢な女が男におごらせるのを推奨してる、とも見えますからな…。
ですがこれ、あくまでも女性がスーパーエリートな男性に溺愛されるためのマニュアルなわけで、理想の相手を二ヶ月という短期間で効率的に探すためのフィルターのひとつが自分のお金は出さないなわけです。「惚れている女性にお金の心配などさせるわけがない」と書かれてますが、「全ての男性におごらせろ」と言っているわけではないのがポイント。
男性側から見たら「デートのお金は全部出しても惜しくないしプレゼントもあれこれあげたいし、メールや電話をしまくって繋がっていたいし、毎日でも会いたくてたまらないくらい好きな相手♥」がこのユキコ道の女性なわけで、女性はそれくらい愛されてないならうまく行かない、ということみたい。
なので男性はこれを見て怒らず、本当に溺愛できる女性を見つけるか、もしくはこの逆の「身も心も捧げて尽くしてくれる女性を手に入れるには」みたいな男性向けマニュアルを探しましょう。
んでもってこのユキコ道は、最初から溺愛してくれる相手と会うを前提にしているので、今の恋人・夫を溺愛させる方法ではありません。女性に対しても、既婚者や既に恋人と付き合っている方には、「ハイ!次!」の覚悟がないなら効果はありませんと言い切ってます。
相手が家事を手伝ってくれないとかプレゼントをくれないとか愚痴る羽目になるのは、そもそも溺愛されてないからで、自分がそんな相手を選んだんだから自己責任です。それをウジウジ相手にぶつけ、すがるのは重い女です。始めからそこそこの好きで付き合ってデートも割り勘してきて、今更そんな相手を変えようとしても無理。――みたいなことも散々言われていて、その点でも相手におごらせるマニュアルではないと。
ユキコ道的には、世間体とかを気にして妥協して結婚して、そうやって後で愚痴るようになるくらいなら、一生独身でもいい覚悟を決めろと言ってます。溺愛してくれる彼がいないなら一人の方がましと。
そして年収1億のスーパーリッチな彼にふさわしくなるために、自分も同じくらい努力しろと言ってます。婚活よりもまずは経済的な自立が大切とかね。究極は自分も年収1億稼ぐくらいになれってことみたい。
このユキコ道は恋愛マニュアルの中でも辛口タイプのようですが、それは男性の条件だけでなくて、こういう女性自身のふるまい方や覚悟もあるようです。
普通の女性は好きになったらこちらから電話したいし尽くしたいし…とルールを破って行くうちに、重い女になってしまい振られたり、溺愛されなくてもいいから適齢期には結婚したいと世間体につかまって脱落してしまうんでしょう。
というわけで。本ではないしブログの記事も大量なので、みなさんもまずは読んでくださいと気軽に言える内容でもなく、解説を真面目にやっていたら長くなったので、本題は次回。今回の「ユキコ道とは」を踏まえた上で、このマニュアルは実際に、お金持ちに効果があるのかを分析してみます。
次 回:[本・ブログ]年収1億の彼/ユキコ道 その2
次々回:[本・ブログ]年収1億の彼/ユキコ道 その3
