◆ [本]上位1%の成功者が独占する願望達成法

前々回の病因論から、前回の自己暗示、そして今回は催眠とどんどん怪しい世界に行ってますが、、、とりあえず怪しい読書シリーズは今回で一段落の予定なので、お付き合いください。

さて今回の本は最近偶然、本屋さんで見かけたものです。表紙がどう見ても胡散臭いので手に取らなかったのですが、まだ今年出たばかりの新刊だったらしく平積みになっていたのを誰かがめくっていて、ちらりと中身が見えたと。それで潜在意識がどうのって書いてあるのを見て、ますます胡散臭い!(失礼)とオカルト系な本かと思ってしまったわけですが、中身は割とまともな方の潜在意識の本でした(ますます失礼)。

だってこの表紙とタイトルでまず引くでしょー。お金持ちと結婚する方法、みたいな本も恥ずかしいけど、この手の自己啓発全開みたいなのも恥ずかしいよねー。

おまけにこの著者の方、催眠療法の心理カウンセラーとかって肩書きだしー。まあぶっちゃけますと、おっさんの催眠術師って聞いたらおねーさんに工口工口の怪しい術をかける人ってイメージでしょー。実際この方も恋愛系といいつつ大人向けな内容の本も出しているようなので、やっぱ先入観がー。

と、散々なことを書いてますが失礼はこの程度にしてフォローすると、著者の方はちゃんとした催眠術を使った心理カウンセリングや企業コンサルもやっているそうです。胡散臭いとか言ってすみませんでした。お詫びにこの本も新刊買って読みました。恥ずかしいので例のごとくネット書店で購入。最初の印象が最悪だったせいもあって、読んだ感想は「あれ、まともだ」って感じでした。おい。


内容は催眠というより暗示ですな。本の前半は前回のクーエの自己暗示のところでも書いたような、無意識=潜在意識についてよく聞く話がちらほら。

顔色が悪いと言い続けると本当に具合が悪くなるとか、レモンを切るところを想像すると口の中に唾液が出るとか。これも梅干しだったりいろいろバリエーションはありますがいつも似たような例なのはなんで?

あとは「赤い○○を想像しないでください」って言っても「赤」を想像してしまう。ゆえ潜在意識に否定は通用しない、って話も書かれてました。これもよく聞きます。紫の鏡の都市伝説なんかはそれを逆手に取った話だね。


で、前回のクーエの自己暗示が心身の健康の範囲にあるものだとしたら、こちらはもう少し広い範囲。前回の最後に書いたような、「健康とは心身の事柄だけでなく、お金があって成功できて心が満たされている状態である」と定義した上での暗示って感じ。

ですが、こちらの本も、暗示や催眠で、空から大金が降ってくるとか、年収一億円になるとか、成功できるとか、そういったことは書いてません!てかやっぱり否定しています。紙に願いごとを書いても、なりたいイメージをずっと空想しても、それだけでは成功できませんてのも書いてます。いくら潜在意識でも自分にないものは引き出せないって理屈は現実的で納得できるものです。

このブログでも過去に何度も書いてますが、実際のお金持ちに聞いても願っただけで叶ったという人はいません。まあ実録でも生まれながらのお金持ちとかの話は書いてますし、世の中、宝くじが当たったとか、遠縁の遺産がドカっと入ってきたなんて人もいるはずなので、そういう人からしたら「何もしなくても」大金が手に入ったのかもしれないけど、それでもくじは「買わなきゃ当たらない」しー。ほとんどの成功した人は願った上で行動してます。それと同じことも書いてあります。

暗示の手法に関しても、お金がないのに「俺は年収一億だ」と唱えていると惨めな自分を強調するだけという話が書かれていましたが、これ前回のクーエの理論で散々言っていた、痛い時に「痛いのが消える」と唱えても、痛いって単語を意識する上、消えてない現実が強調されてますます痛くなるの応用みたいな感じ。

前回のクーエのところのこれです。
・ある考えを意志の力でおさえようと努力すれば、その考えをますます強めてしまうだけである。

無意識は正解を知っているから、意識でねじ伏せようとしても駄目ってことです。


まあそんな潜在意識の特徴を踏まえた暗示の手法について色々書かれた上で、「成功するにはパターン・ニューロンを確立しよう、それがニューロン・インプループ・コントロール理論だ」って言ってますが、これは著者の造語で、分かりやすく言うと成功につながる回路を作ろうってことみたい。

この理屈自体もやはり前回のクーエの本なんかにも出てきています。簡単に言うと病は気から。クヨクヨすると病気を引き寄せる。ただこちらはもう少し、直接的な病気からは離れた感じ。

いつも悩んでいる人は悩みの器(回路)ができているから、無意識に悩みの対象を探してしまう。愚痴ってばかりの人は、無意識に愚痴の対象を探している。

自分は他人より損していると不満を口にする人は、その状況に価値を持っている。その状況を理解して認めてもらいたいと思っているから、そこから抜け出せない。

そんな心理的なことから派生して、不幸な話で人の同情を引きまくっていると不幸を呼び寄せてしまう。同情という報酬を得るために無意識に不幸を呼び寄せてますます不幸になる、みたいなちょっとスピリチュアルっぽい話も載ってました。


面白いと思ったのが、「ありがとう」と「運」について。

「ありがとう」を言うと運がよくなる。潜在意識系の話でよく聞く話です。ありがとう教なんて言われる、ひたすらありがとうを言いまくるような手法もあります。ですが例のごとく理屈っぽい私はありがとうと運の間に繋がりが見出せなかったので、そんなの唱えたって幸せになんてなれないよーとイマイチ信用していませんでした。ですがこの本には理屈が書いてあります。

それは、ありがとうの回路を作るということ。ありがとうを意識して言うことで、ありがとうの器ができて、結果的にありがとうと言う機会が増える。不幸な話が不幸を呼ぶの逆です。注意としては、○万回延々と唱えるみたいなのではなくて、ちゃんと気持ちを込めて口にしないと駄目だそう。

運も同様に、いいことがあったら些細な幸せでもきちんと認識する。運がいいと感謝する。一方で悪いことが起きても、その回路を作らないように自分のせいにしておく。そうすることで、運のいい、幸福の回路ができてますます幸運を引き寄せられる、と。

お金持ちになるためにも、お金持ちにふさわしい器を作って、それに自分が慣れることで、実際のお金が入ってくるようになると!

悪いことばかり考えていると実際にミスをしてしまって事故に遭う、前向きでいいことばかり考えているとやる気が出て成功しやすくなる――みたいな、理論で説明できる事柄の範囲を超えてくると、ちょっとオカルトが入っているような気もしましたが、説としては面白い。

納得できる理由が見つかったので、私も「ありがとう!運がいい!」と意識して使うようにしようかなーと。

その他には、何かで成功したかったら潜在意識と自分の持てる力を総動員して集中しろ、みたいな話もあり、宝くじを買って当たる夢を見たりするのは、成功したいエネルギーを逃がしてしまうから駄目って書いてありました。そこは耳が痛かったのですが、、、トラウマの克服法やら嫉妬や人間関係のことやらも書いてあり、まあ面白い本でした。前回のクーエと比べたらだいぶ読みやすいし。でもやっぱり表紙がー。。。





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