◆ お金持ちには人を使う能力が必要?

前にお金持ちは褒め上手というのを書いたことがあります。仕事で成功したお金持ちですと、人の上に立っている経営者や役員といった方が多いので、部下を使って利益を上げる必要が出てくる。必然的に褒める機会も増えます。日頃からそういう意識があるためか、直接利害のない人のいい面も見ていてさらりと褒めてくれることも多いです。

逆にお金持ちのところには、ゴマをすったりおこぼれをもらおうと褒めてくる人も多く寄ってきますので、心にもないお世辞やゴマすりにはシビアです。その辺は、お金持ちは褒められ好きという話の方でやはり過去に書きました。

自分一人で完結する事業も、投資や芸術制作系の一部ではあるかもしれませんが、世のほとんどの成功者は、自分一人でお金持ちになったわけではなくて、人を使い営業で事業を大きくし、WEBサイトなどの会社の宣伝や経理処理などを外部の業者に委託してと、自分以外の人の能力を使って成功の規模を上げていくわけです。

ひとりで始めたうちは営業も制作も宣伝も経理も全部自分でやっていても、徐々に相手に任せる必要が出てきます。逆に全部自分でやっている状態では、「お金持ち!」と言えるまでの規模にはなかなか届かない。一人業務の、例えば億を稼ぐトレーダーだって儲かってくれば税理士に頼んだりするし、ベストセラーを出した人も儲かってきたら法人化したり税理士を頼むようになることが多いでしょう。

そういうわけでお金持ちは、お金持ちになる過程の中で、他人を使うこと、使うためには褒めたり叱ったりしてうまく使う才能が必要になってきます。勿論その途中では、期待外れな結果や騙されることもあるかもしれない。でもそこであきらめて自分の枠に閉じこもってしまうと、規模が縮小してしまい、結果的にお金持ちに届かなくなったりもする。

お金持ちになるため、事業や仕事を大きくする過程では、一人でやっていた頃には必要のなかった分野も出てきます。たとえば小さい規模のうちは、マーケティングなんて必要なかったかもしれないけれど、会社が大きくなれば必要なります。小さいうちは経理も自分や町の税理士さんで済んでいたのが、上場すれば会計士も必要になり、税理士さんの規模も大きくなる。

お金持ちになればなるほど、一人では抱え切れなくなって、他人を使うようになる。そういう経験を積んできて、人に任せる能力が鍛えられ、そのうちそれが当たり前になる。

お金持ちと話していると、やはりその辺の使い方がうまい人が多いと感じます。自分が分からない分野を素直に認め、それが得意な人に聞いてみる。自分のできないことをできる人にお願いする。そんなことが当たり前にできています。

その辺は勿論、コストなどの差もあるかも知れません。庶民だとお金をかけず自力でやろうと思うところを、お金持ちは時間を大切にするがゆえに誰かにすぐに投げるとか。

いずれにしても、お金持ちになると、自分ができることとできないことの切り分けがうまくなっていって、なおかつ庶民と違う優先順位を持つようになる。自分一人ではお金持ちになれないという限界に気が付くからこそ、他人のことを褒めたり叱るし、また人脈の大切さや、人の和を考えるようになる。そうしてますます成功する。

経営者まで行かなくとも、企業などで出世して部下を持つようになると、やはり人をうまく使うことが求められる資質になります。この辺は直接の「稼ぐ」能力ではないですが、お金持ちとして必須の能力であり、成功した人はみんなこの能力を使って、成功を広げていくうまい循環に入っているのかもしれません。





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