◆ ハイリスクハイリターン

前回前々回で、お金持ちの奥さんの話を書きました。私の知り合いのお金持ちのアドバイス、優雅な専業主婦を目指すなら一流企業の雇われ社長の奥さんがいい、というちゃっかりした話も書いてます。

そこで話が終わったつもりでいたら、別のお金持ち(Bさんとしておきます)から、異議あり、の一言。

「一流企業の社長だって所詮サラリーマンだよ。確かに安定はしてるけど、贅沢ができるのは大手の中でも限られた人だけだと思う。優雅なんて無理だね。全体で言ったら、士業含めてやっぱ自営には適わないと思うね」

とのことです。この異議を唱えたお金持ちBさん自体も当然ながら、自分の代で起業成功したパターン。

「でも起業はリスクもあるでしょ?」
安定していて優雅に。最初のお金持ちの話は自分の娘さんへのアドバイスの話が発端だけに、とにかく苦労のないパターンを選んでくれたわけです。

「まあね、自営の8割9割は3年持たないとかって言うからね」
Bさん自身もそこはあっさり認めました。

「けどその1、2割になって成功すればね、一流企業のお偉いさんだってできないこともできるからね」
「たとえば?」
「やっぱ身内が役員。嫁や子供にも株持たせていくらかの報酬出すとか、これはしっかりした大手企業にはできないよ」
「…………」

堂々と言い切られましたが、おいおいって感じです。
Bさんの会社は成功して規模も社員数も増えてはいるそうですが、役員関係はやっぱり親族の名前があるみたい。確かに親族を役員にして報酬を出すとか、あれこれ経費にするなんてのも自営や親族会社ならではの節税法だったりします。(勿論、不当に高額だとか実態とかけ離れている場合には税務調査などで突っ込まれますし、却下されることもあります。むやみやたらにできるものではありません!と注意)

そして確かにこの辺は、サラリーマン社長さんの家族には初めからない選択肢です。大企業の創業家とか、大手でも同族系なら可能でしょうが、その人たちもある種、起業一家ですからね。

「要するに自分の会社ってことで、公私の境が曖昧で会社のお金にルーズってことでしょう」
ちょっとストレートすぎる私の突っ込み。でもBさんは「ハハハ」と笑いつつうなずいてました。

「勿論、うちだって税理士先生入れて、法的にも問題ない範囲でやってるよ。問題ないからこそ勧めるんだよ。ハイリスクな代わり、やっぱり成功すればリターンも大きい。家族だって経営に一緒に参加できる。そういう前向きな意識でさ、頑張ってる男(女)を支えるパートナーが増えれば、起業界もますます活気づくじゃん」

起業界ってなんだって感じですが、まあ自営業者たちの世界みたいな感じ?Bさんの脳内の造語です。

うーむ、つまりは自分たちのような、一代で成功を目指す人たちへのエールでもあるわけでしょうか。そして玉の輿を狙う人に対しても、安定・安定と保守にばかり回るのではなく、熱い相手を支える気概を持てと。優雅に暮らしたい人からしたら、余計なお世話ってとこもありますが。。。

こういう熱血でお節介な部分も、この手の自分でガンガン走って成功したタイプのお金持ちには多い性格だったりします。そしてこういうタイプを成功させるには、うまいことおだててお尻を叩く有能なパートナーが必要だったりするわけで。そこはこのBさんの言う話も一理あるかなと思ったり。

というわけでお金持ちの奥さんを目指すならシリーズはひとまず終わり。Bさんの言ったことは、前々回のお金持ちも言ってはいたことです。ただリスクと苦労を避けるなら雇われの方がいいとそちらのお金持ちは結論付けただけで、どちらも一長一短あり。正解はないのかもしれません。

補足すると今回は成功したお金持ちだからこその話であって、Bさん当人が言ったように9割の起業家は失敗するそうです。士業だって廃業する人も少なくない時代。経費で落とせてお得なんて言えるのは実際は成功できてるから。売り上げもなければ経費を引いてる余裕もないなんてところも多いようです。お金持ちに勧められたからと言って気軽に試せるものでもないのが現実でしょう。





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