◆ 独自性と模倣

前回のお金持ちは独創的でなくていい?のちょっと続き。

お金持ちになるためには、「独創的」なアイディアはいらない。人と同じことをしつつも「独自性」があればいい。が基本意見ですが、詳しいところは前回を見てください。

今時の特に飲食店の経営者では、このお金持ちに近い考え方の人も多いようで、流行りについて行くパターンも多いみたい。白い鯛焼きが流行ったら白い鯛焼き焼き屋、トマト麺が流行ったらトマト麺屋……、みたいに、便乗しつつ廃れたら廃業して作り直す。その時々に儲かればいいじゃんみたいなノリです。

まあ、ある程度資本があるからこそコロコロ変えられるのかもしれませんが、街中のお店ではたまに見かけます、行くたびに流行りの店になっているお店…。

こういうのって私は儲かってなくて潰れて次の店が入ってるだけと思っていました。確かにそういうお店も多かったり、居抜き再利用で伸びてる飲食店もあるらしいですが、同じ経営者が流行を狙って変えてる場合もあるんだそうです。立地によってはそちらの方が儲かるそうで、最初から短期決戦みたいです。

ビジネスとしてやっているだけで、お店自体には執着がないとか、ブランドを育てるつもりはない、便乗の隙間産業で儲けるタイプでしょうか。

一方でコツコツとひとつの店を育てて行くのは、自分の店を構えるタイプの人に多い。成功すればブランドにもなる。ただ日の目を見ないまま、一店の主で終わってしまうかもしれない。実際もそんなお店の方が多いでしょう。

どちらを選ぶかは経営者目線か、店主目線かにもよるのかもしれません。人情的には、ひとつのお店を育てて成功させる方を応援したい気持ちはありますが、ビジネスとして考えるとシビアさも必要なわけで、どちらがいいとは一概に言えない。成功した方が正義、となるのかもしれません。


また飲食店に限らなくても、模倣でそれなりに大きくなる例はあるようです。特にIT系に成功例が多いかな。
日本はアメリカに遅れているとかよく言われますが、あちらで流行ったビジネスを真似して日本で「独自性」を追加して発表して儲けているパターン。一見は独創的に見えるけれど、本家がよそにあったのか、と。そんな例は結構あります。

日本の企業に限らず、Googleなんかもこれで大きくなった例になるでしょうか。検索エンジンも後発参入でしたが、独自性でシェアを取って、今や先行を吸収して独走してます。Webメールも、昔はhotmailやYahooメールの方がメジャーだったのに、気づけばGmailと逆転。

成功するには誰も考え付かないことをすべし。そう思うと敷居が高いですが、後発でも人真似でも「独自性」が優れていれば、「独創性」をも追い抜けるかもしれない。逆転勝利の可能性もある。

独自のものを生み出したはずの先駆者が駆逐されてしまうのは、少し納得がいかない点もありますが、ビジネスはアイディアだけでは駄目という証明かもしれません。





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