◆ 不動産管理会社

今回の実録編は、とある不動産管理会社の元社長さん。まだ四十代とお若いですが、今は会社を部下に任せて会長に退いてほぼ引退状態です。早期に悠々自適が実践できた例としては羨ましい。

この方は自分でも「運がよかった」と言っていました。

新卒の頃がちょうどバブル。不動産業界に入って歩合制で仲介営業をやっていらしたそうですが、あの頃は高額物件もバンバン決まる時代。月に数十万、すごい時には数百万!のボーナスが出て、仕事が楽しくて仕方がなかったそうです。
その勢いでこの業界に骨を埋めようと決心して宅建の資格も取り、ますます頑張ったそうですが、バブルは崩壊してしまいました。

そこで別業種へ行くことも考えたそうですが、迷った末に貯金とコネとを使って不動産管理会社を作って独立したそうです。雇う側になったら、「バブルの頃は貰いすぎだったな」とシビアなご意見でした。実際、社員にはそんなに出してないみたい…。

まあ今の不動産業界は販売にしろ賃貸にしろ、営業も基本給ベースで、良くも悪くも変動はない代わり、契約を取ってもドカンというのはないところの方が多いみたいです。厳しい時代ですし、不動産の営業、特に賃貸は世の引っ越しシーズンに左右されるわけで、平均化された方がありがたいのかな。
大体察しはつくと思いますが、1~4月くらいが繁忙期で、夏場なんかは逆にヒマだそうです。だから夏場は家賃も下がるよね。

不動産管理会社
さて話がずれてしまいましたが、元社長さんは賃貸管理会社を経営していくうちに「運がよくて」会社は段々と大きくなったと言ってました。事業は軌道に乗り、ご本人は社長職を譲って会長として役員報酬で生活中。早期リタイヤ生活です。

ちなみにその元社長さん曰く、「賃貸マンションは毎月家賃が現金で振り込まれるから、管理物件がある限り、それなりに回る」とのことでした。

駅前に店舗が並んでいるようなメジャーな不動産屋さんは、ほとんど仲介業者です(関連会社に管理会社も持っていたりしますが)。そういうところは仲介して終わり。けれど管理会社は大家さんから物件の管理を任されて、文字通り管理する会社。契約後の入居者の窓口であり、大家さんの代理です。

大雑把には家賃は指定の口座に振り込ませ、大家さんには契約ごとに手数料などを抜いて残りを支払って、その他の業者への支払いや経費も払ったりして、残りが会社の収益です。

確かに定期収入はありますが、家賃の延滞や住人同士のクレーム処理や、夜逃げや果ては事故物件化だとか、そういうトラブルもついて回ります。大家さんも中には投資でやっていたりローンを組んでる人もいるらしく、契約変更なんて時には、そちらとのトラブルもあったりするそうな。いい話だけではないようですね。

成功するにはこの元社長さんみたいに、「コネ」は勿論、やっぱり「タイミング」「運」も必要でしょうか。特に不動産系は最初の資金も必要みたい。自社の物件にしても管理物件にしても、まとまった資金もないと物件の確保ができないと。それ以外にも宅建の有資格者や、協会への加盟金やらもあるとか。

真似するにも簡単には行かなさそうですな…。





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