◆ お金持ちの魔法

私と友達がとあるお金持ちとランチで一緒になった時の話です。せっかくだからと呼ばれて相席で食事をしていたところ、私がいつもしているプラチナとダイヤの指輪(ただのファッションリングです…)に目を留めたお金持ちが言いました。

「その指輪、いつもしてるね。彼氏にもらったの?」
「いえ、自分で買ったものです」
「彼氏は?」
「残念ながら……」
ここで友達も含めて微妙な間ができましたが、そのお金持ちは笑顔を崩すことなく「そう」とうなずいて、

「その指輪をしているといいことがあるよ」
と付け足しました。

「え?」と驚く私。どうして断言?戸惑うと共に謙遜の気持ちもあって「そんなことないですよ」と思わず口にしてしまいました。

「いいことがあると思っていれば、きっといいことがあるんだよ」

するとお金持ちは首を横に振ってそう言って、自分の結婚指輪を私の方へ向けてきました。
「この指輪してるといいことがあるって、僕もそう思ってる」
「はあ……」
「だから君もその指輪をしているといいことがあるんだよ」
ニコニコしながらお金持ちに言われ、なんとなく押し切られて「はあ」とくり返す私。

お金持ちは隣の席の友達の方を見ると、彼女には「君はそのネックレスだね」と言っていました。彼女の場合はいつもそれをつけていたわけではなかったのですが、他につけていたアクセサリーがなかったこともあってか、まあ成り行き的に。友達も笑って「そうですね」と話を合わせたところで話題は終わりました。

その後は別の話をしたりして、ランチタイムが終わりました。そうして会計になったところで、お金持ちは伝票を掴むと「いいよ。払うから」と私たちの分まで払ってくれました。恐縮しつつお礼を言う私たち。

そうして別れる時の一言。
「ね、いいことあったでしょ」

やられた、と思いつつ、確かにいいことがあったわけで改めて「ありがとうございます」と素直にお礼を言って別れましたよ。

そのお金持ちいわく、指輪に限らずペンでも置き物でもパソコンでも!なんでもいいけど、何か決めて「これをつけている(使うと)といいことがある」と思うようにすれば、それが自己暗示になるよ、とのことでした。ある種のお守り、パワーグッズみたいなものでしょうか。パワーストーンやなにやらを買わずにあるもので済ませる点はエコロジーでもあり(?)

でもいつも身に着けているからこそ、時には悪いこともあったりします。そんな時はこう思うそうです。

「悪いことはこの指輪とは関係ない」

まあ、都合のいい話ではありますが安上がりで面白い暗示です。
私も自分の指輪が目に入った時には「これをはめていると運がいい」と思い込むことにしています。そのおかげか最近はちょっとずついいことが増えてきた感じですよ?!





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