◆ 簡単ほど難しい

不況のせいか週刊誌などの特集では副業・サイドビジネスの特集をよく見かけます。資格がいらない、誰でもできるというと、少し前は株式投資・FX、今は金投資、オークションで転売、せどり、Webサイトやブログでアフィリエイト、ドロップシッピング……。こんなところがよく出て来てました。難易度が上がると、専門分野の転売やら、フィギュアやプラモデルの組み立て、なんてものもありました。ちよっと違うけど、宝くじみたいに運任せなものもありますね。

私もお金持ちになるべくいくつか試し(て失敗し)たものもありますし、無理だろうと手を出していないものもあります。雑誌などの特集だと成功者の話を載せているわけで、簡単そうに見えるんだな。でも試してみると、そう世の中甘くない…と現実を知って挫折。

まあ雑誌の特集などは、肝心なところが書いてなかったりしますもんね。サイドビジネスのメリットを謳っている本ですら、うまいこと誤魔化してある。

例えば――、日本人は英語が苦手なこともあり個人輸入は敷居が高い。おまけに円高の今だからこそ海外から輸入して転売がおいしいと少し前は盛んに持ち上げられてました。やり方もさらっと書かれているので簡単そうな気になってくる。

じゃあやるか。で、具体的に何を転売すればいい?――と素人は疑問に思うわけです。でもそこは教えてくれないし本にも書かれていない。ヒントで「小さく軽くて壊れにくく修理のいらないもの」などと書かれているのは二度三度見ましたが、それって結局なんなのと?DVDやCD?スニーカー?なんて話もありましたが、真相は分かりません。

それこそが一番大切な部分であり、それを見つけられれば儲かるってことなんでしょうね。また必ずしもこのパターンでなくても、自分の得意分野のパーツやら機材を輸入して、メンテナンスして出す、なんて人もいますから、ひらめきや柔軟性も必要かも。単発ではうまく行ったとしても、続けるだけの何かがないとまぐれだけでは続かないと。

入り口は確かに簡単そう。でもそれで稼ぐには、ひらめき(商才)か、ある程度の知識・技術とか、コツコツ続ける努力が必要だったりする。そんなものが多いようです。

少し前に流行った「せどり」もそう。古本屋さんなどで価値のある本を見つけ、転売して利鞘を稼ぐ。手軽にできる副業ということでテレビなどでも紹介されたようですが、手法自体は昔からある。

古本屋街などでまとめて売られている本の中からお宝探し。希少本の初版を探し出すとか、古い全集を集めるとか、はたまたマニアなアイドル写真集を探し当てるだとか。でもこれは当然、ある程度の知識が必要だったりします。素人には何が希少かなんて分かりませんから!

そうした難易度を払拭すべきと(?)近年は携帯片手に相場をチェックしながら古本屋を回る、流行りのアイドルやアニメのグッズや本を掴む、そんな方法が紹介されていました。古本屋チェーンの105円均一の棚や古本市などをチェックして、Amazonやヤフーオークションの相場と比較して、売れそうならば買う。知識はいらない代わり地道な作業。これならば簡単そう?けれどここでまた落とし穴。

ハードルが低いと当然、真似する人も多い。同業者が増えて、注目されるとメディアでも紹介されるから、ますますライバルは多くなる。そうなると手間の割に儲かる本はなかなか見つからない。という悪循環です。

あくまでもお小遣い稼ぎと割り切れればいいでしょうが、素人はある意味カモにされて、いつか売れるはずの在庫を抱えて古本屋さんの利益に貢献する羽目になる。

そんなわけでこれも流行は去って、今やっているのは、ある程度儲かる何かを持った人だけなのかな?

まあ転売やせどりに限りません。どんな手法、内容にしても、運だけで儲かる「バブル」はなかなか遭遇できないもの。人と同じでは限界がある。なので何か探す時には、簡単・手軽に飛びつくよりも、まだ誰も目をつけていない分野か、他人に簡単に真似のできない何か、自分のメリット・特技を活かせるものを見つけた方が成功する率が高いかもしれません。





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